
警察官を目指すきっかけ
私が警察官を志したきっかけは、高校生の頃に自転車を盗まれた出来事でした。被害に遭った悔しさと、「理不尽に奪われる側の無力さ」を初めて実感したことが、原点になっています。もともと剣道に打ち込んでいた私は、「人を守る側に立ちたい」という思いを自然と抱くようになりました。その思いを形にする道として選んだのが、警察官という仕事でした。
それから愛知県警察で15年間(地域課、警備課、刑事課、最終階級「警部補」)を勤務し、人の命が亡くなる重大事件から、風俗営業の摘発、交通事故現場捜査まで数多くの現場の経験を積みました。
行政書士を志した理由
行政書士を志したきっかけは、警察官として現場に立つ中で、「事件が終わっても、被害は終わらない」という現実を何度も見てきたことにあります。加害者が検挙されても、被害者やご遺族はその後も不安や苦しみ、そして制度の壁と向き合い続けます。本来守られるべき人が、必要な支援にたどり着けない現実に強い違和感を抱きました。同時に、外国人の方が在留資格や制度の複雑さから孤立し、適切な支援を受けられない場面にも触れてきました。警察官としての立場では関われる範囲に限界があり、その先を支える必要性を感じ、退職を決意しました。現在は行政書士として、被害者支援と外国人の在留資格申請の双方に取り組み、制度と現場の間にある“届かない支援”を繋ぐ存在でありたいと考えています。
行政書士 杉浦 隆司